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山梨県産の桑の葉茶の安全性・有効性に関する研究

代表者:望月 和樹 教授(生命環境学域)

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■プロジェクトの目的

山梨は古来より養蚕業が盛んであったが、養蚕業の衰退に伴い栽培している桑の葉の需要が著しく低下している。そんな中、近年、桑の葉に含まれる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)の生活習慣病予防効果が注目されている。1-DNJは、小腸管腔内で作用し、糖消化酵素の活性を強力に抑制することによって食後高血糖を抑制する。しかしながら、1-DNJ は、体内に吸収されたのちに細胞内に取り込まれるため、医薬品では1-DNJ にヒドロキシエチル化修飾された化合物ミグリトールが用いられている。研究代表者はこれまでにミグリトールは、動物において肝障害などの有害事象は観察されないことや、動物だけではなく2 型糖尿病患者においても動脈硬化や合併症リスクを低減することを明らかにしてきた。しかしながら、桑の葉茶やその有効成分1₋DNJ の肝障害に対する安全性や動脈硬化などの糖尿病合併症への有効性は、明らかではない。そこで本研究では、桑の葉茶の動脈硬化・肝障害への有効性・安全性を、研究代表者が明らかにしてきた動脈硬化や肝障害の早期の血液バイオマーカーおよび糖鎖修飾阻害により誘導される小胞体(ER)ストレスマーカーを用いて評価することを目的とする。

■過去のプロジェクト

山梨県産の果実に含まれるペクチンの有効利用に関する研究(H26)

果実による生活習慣病発症抑制に関する教育研究の実施(H27)