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ライブセルイメージングによるウシ胚の新規選別手法の確立

代表者:長友 啓明 特任助教(地域未来創造センターCOC部門)

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■プロジェクトの目的

山梨県ではブランド牛として甲州牛を生産しているが、増産を目指すにはより効率的な着床、出産率の向上が必須である。しかしながら、いまだに移植胚の着床不全や流産が高頻度で起きている。胚移植による出産率は50%に満たない程度であり、産仔が得られなかった場合、コストおよび時間の負担は大きく、農家の経済的損失に大きく影響する。

マウスによる研究で原因の多くは胚の染色体異常であることから、妊娠率を向上させるためには正常な染色体をもち、確実に産仔へ発生し得る胚を移植前に選別できる技術の開発が望まれる。しかしながら、現在選別手法は、作出した胚の肉眼による観察しかなく、より客観的な評価手法が必要である。そこで、本研究では、食肉としての安全性を損なうことなく、染色体レベルで胚を観察する新しい着床前診断法として、胚にダメージを与えずに染色体動態を観察できるライブセルイメージング技術を開発し、胚の診断および選別につなげることを目的とした。

平成27年度成果報告会ポスター