お問い合わせ

マメ科緑肥を利用した有機農業技術の開発

代表者:片岡 良太 助教(生命環境学部)

分野:

区分:

■プロジェクトの目的

高度経済成長期からおよそ50年が経過し、日本農業は今後、次世代農業へと変化していく必要がある。元来、日本の畑地土壌は保肥力が小さく、酸性で野菜の生産には適さないと言われてきた。かつての50年は、化学肥料の普及も相俟って、生産性の低い農地を土壌改良することで飛躍的に肥沃度を高め、大生産地へと変貌を遂げた時代である。同時に多量の化学肥料の使用は土壌中に過剰な養分蓄積をもたらし、地下水汚染や湖沼の富栄養化など環境汚染を引き起こす原因にもなった。今後の50年は、土壌の持つ生物生産機能、物質循環機能などを最大限発揮し、環境と調和した農業技術を確立する時代と言える。

持続可能な有機農業技術として、本研究では「マメ科緑肥」に着目する。「緑肥」は、既に養分が過剰蓄積傾向にある土壌環境中で環境負荷を伴わずに有機物供給が可能となるが、緑肥の種類や作型などの違いが土壌微生物に与える影響については不明な点が多い。そこで本研究では、持続可能な有機農業技術としてマメ科緑肥を有機農業に導入するための土壌科学的・土壌微生物学的知見を得ることを目的としている。

圃場内で有機物を循環