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次世代ぶどう栽培における太陽光発電の有効性の検証

代表者:佐藤 哲也 准教授(工学域)

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■プロジェクトの目的

ぶどう栽培の歴史が長く優れた技術と専門人材を有する山梨県において、地球温暖化に伴う平均気温の上昇や生育環境の変化により、ブドウの色づき不良や紫外線焼け、病害虫の増加により高い品質のブドウを生産し続けることが年々困難な状況に推移しており、収益力の低下は後継者不足の要因になっている。全国的にも農業生産地域での環境変化に関する危機意識は高く、問題解決の方法の一選択肢として自然エネルギーを活用した栽培技術を取り入れた新しい農業経営が模索され始めている。
本研究は、地球温暖化の影響を緩和すると同時に、ぶどう栽培に適した太陽光エネルギーの活用法を検討することを目的としている。次世代型太陽電池の要素技術の開発に取り組むと同時に、ブドウ栽培農家、JAフルーツ山梨、協賛会社および山梨県の公的機関と連携し、太陽光発電パネルのぶどう棚設置の最適条件や運用上の課題を検討する。ぶどう生育における気象環境因子と光飽和点(光合成を行うに必要な照度)の基礎データを数年間蓄積する。発電した電力は、環境モニタリング用電力やLEDを用いた発育促進、害虫の集光捕獲や除菌による減農薬および農作業機器の充電などへ活用する。

太陽パネル①