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気象センサ(フィールドサーバー)利用によるブドウ栽培基盤技術の開発

代表者:岸本 宗和 准教授(生命環境学域)

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■プロジェクトの目的

我が国における2013年のワイン消費量は、過去最高の約35万KLに達した。その中で、国際ブドウ・ワイン機構に品種登録された甲州種、マスカット・ベーリーA種を原料とする国産ワインが特に注目されるようになり、国内のワイン産業は今後も消費拡大が見込まれる成長分野である。
優れたワインを醸造するためには、原料となるブドウの品質が極めて重要であるが、ブドウの栽培作業や収穫の最適時期を予測して管理する技術がなく、栽培者の経験と勘による作業実施や糖度に基づく収穫時期の決定に頼っているのが現状である。このようなことから、ワインのさらなる品質向上には、ブドウの品質に影響を及ぼす栽培作業の実施時期や収穫時期を気象データに基づいて予測し、最適化する管理システムの構築が求められる。
本課題では、ブドウの生育変化と成熟期における果汁成分、特にはワインの香味に寄与する微量香気成分の蓄積量の変化を有効積算気温や日照時間等の気象データから推定できることを明らかにし、将来的なブドウ栽培支援システム開発のための基盤技術構築を目指すこととする。